Thursday, March 8, 2007

アップグレード版をクリーンインストールして何が悪い

Windows Vistaのアップグレード版をクリーンインストールする方法が発見されました.もちろんライセンス違反ですが,Microsoftは今のところ,何らかの対策を施すつもりはないようです.

そもそもアップグレード版というのは既にライセンスを持っている人に対して割安で提供するものであり,クリーンインストールできて当然です.新バージョンを入れるために旧バージョンを先に入れなければならないとなると,ユーザにかなりの不便を強いることになります.OSレベルでこのようなことになれば,再インストールがどれだけ面倒かは火を見るよりも明らかです.VistaのインストーラでXPのプロダクトキーを認証し,認証が通ればインストールを開始するような仕組みになぜしないのでしょうか.

Windows Vista UltimateもDSP版なら25,000円程で入手できます.アップグレード版よりも安いため,たとえXPのライセンスを持っていたとしてもDSP版で十分だと思います.DSP版の32bitと64bitは別モノですが,一般ユーザが積極的に64bitを採用するメリットは今のところ見えません.それどころかデメリットの方が大きいので,32bitだけでも特に問題はないでしょう.